少し仕事を置いて、坐禅してみましょう。

ご挨拶

「仏法を、信じて、歩く」

 

はじめまして。
臨済宗伊豆小室山禅堂の生田一舟と申します。
まず簡単に自己紹介致しますと、私は23年間、三菱UFJ信託銀行に勤務し、法人融資や経営企画などの経験を積んだのち、不思議なご縁に導かれて禅の僧侶になりました。

 

銀行の現場では、有り難いことに多くの経営者の方々と接する機会をいただき、さまざまな勉強をさせてもらいましたが、同時に、そんな立派な経営者でも、何処からか道を踏み誤って、会社を傾けていく生々しい場面にも何度か遭遇してきました。
そうした局面では、従業員とその家族、また関係先に甚大な損害を与えつつ、とうぜん本人も惨めに坂を転がっていったのです。

 

経営者にとっての安定尾翼となるような永遠不滅の道理はないものか・・・・・・。
そのように考え続けるなか、その答えは禅の僧侶となって仏教と正面から向き合うことで、ようやく見つかりました。
健全な経営は、そこに集う多くの人々の拠りどころとなります。
したがいまして弊禅堂は、経営者および経営幹部を目指す方々のための場(field)であり続けたいと願っております。

 

さて、「経営」とは、経を営むと書きます。
経とは織物の縦糸のことで、サンスクリット語ではスートラといい、釈尊の説かれた教え(お経)を示します。
また転じて、教えの基本線や正しい道理のことも意味します。
経営という言葉も、もとは仏教語で、「目標を定め、力を尽くして励むこと」という意味です。

 

経営の本質とは何か?
私は、その言葉の成り立ちどおり、諸行無常で生々流転する世の中を、過去から未来へ、何らかの価値をつないで渡ってゆくことにあると考えます。

 

ところで、約2600年もの風雪に耐えた経営に生かすべき仏教のエッセンスは、「四諦」「八正道」「諸行無常」「縁起」「中道」の5つです。
私たちはこれらを正確に学び、正しく実践運用せねばなりません。
遠回りに感じるかもしれませんが、結局これが、経営理念やVisionを達成する近道だからです。

 

ちなみに仏教の説く「縁起」とは、あらゆる生々流転の現象界にあって、結果(現象)を生じさせる始まりは、因(主な原因)と縁(助勢する働き)であり、その具体的な内容は「思い」「言葉」「行動」の3つからなる行為(業)です。そして行為は、因果関係を結んで、必ず1つの結果となって現れると考えます。

 

「照顧脚下(しょうこきゃっか)」

 

これは有名な禅語ですが、したがいまして仏法を経営に生かすためには、まず私たちが自分の足元を自ら照らし、心を整えることから始めなければなりません。

 

経営者が多忙なのは承知していますが、「忙」は心を亡くしている状態と書き、ビジネスマンの語源も“busy”が語源です。
混沌とした現代、忙殺された経営者が心を見失って頭だけで対処しているとしたら、真理から遠ざかり危険です。

 

「行到水窮處 坐看雲起時(ゆきてはいたるみずのきわまるところ ざしてはみるくものおこるとき)」

 

ここ伊豆の小室山は、古くから山全体が御神体となっており、山頂からの景色は伊豆随一と言われます。
公園として整備された山内を歩きながら、頂上の景色に出会ったとき、きっと忙殺されていた心も洗われるでしょう。
また、富士山や相模湾が見晴らせる禅堂は、美しい自然に溢れ、静かで水や空気も美味しく、仕事をしばし横に置いて、坐禅を組むには最高の環境です。

 

弊禅堂は、経営者の皆さまが、一人ひとりの仏法を体現され、より良い社会に貢献されることを心より願っております。
                                                          合掌
                                                          生田一舟

 

 

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著作

著書 禅とマネー

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・難しいテーマでしたが、元銀行員として長くお金の研究をしていた経験を生かし、私達がお金に振り回されないよう、僧侶の視点で分かりやすくお伝えしようとした内容です。

 

 

*詳細は「著書&講演会」ページをご参照下さい。


H.24年8月27日(月) 伊豆新聞に掲載された記事

著書 禅とマネー

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伊豆小室山の地に、禅堂を開設して間もない頃、地元の伊豆新聞に掲載された記事です。

 

この時の初心を忘れぬ様、日々努力して行きたいと考えております。


H.26年9月12日(金)の東京新聞と、同年9月19日(金)の中日新聞に掲載された記事

著書 禅とマネー

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小職が銀行員の頃、家庭内で発行していた通貨「Tousan」について取材を受けた
ものです。

 

お金を通じ、愛情を伝える一つの方法です。ご参考にして下さい。
なお、著書「禅とマネー」にも記述があります。


H.26年9月13日(土) サンテレビの人気番組「カツヤマサヒコSHOW」へゲスト出演

生田一舟

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人気コメンテーターでジャーナリストの勝谷誠彦さんと、「お金」と「仏教」について、
本音で語り合ったトーク番組です。

 

カツヤマサヒコSHOW(H.26年9月13日放映予告動画)